タイ古式マッサージの歴史


このページでは、タイ古式マッサージの歴史と魅力についてお伝えしていきたいと思います。このサイトの他にも、タイ古式マッサージについて解説した多くのサイトが存在します。主なサイトは、リンク集でも紹介しています。どうかそちらもご覧下さい。
タイ伝統文化との出会い
タイ古式マッサージは、タイ語では“ヌアボーラン”といいます。ヌアボーランは、タイの衛生省が管轄する公的な技術であるとともに、タイの誇るべき伝統文化です。ためしにタイ王国大使館のホームページにアクセスして、カルチャーコーナーを覗いてみて下さい。ムエタイなどとならんで、ヌアボーランの紹介ページがありますよ。
タイ古式マッサージに親しむことは、悠久の歴史と独自の文化を花咲かせてきたタイという国とタイの人々とのささやかな出会いでもあるのです。
タイ古式マッサージ=ヌアボーランは、仏教の教えにより、@親切心、A哀れみ、B他人の身になって喜ぶ、C心の平静という「4つの心」で行なうものとされています。敬虔な仏教文化を育んできたタイの人々が大切にしてきた心がタイ古式マッサージに込められているのです。
仏教とともに生まれ、伝承された文化
−タイ古式マッサージの歴史−
タイ古式マッサージの歴史は、仏教の成立にまでさかのぼると言われています。伝説では、仏教の開祖・ゴーダマ仏陀の主治医であったと言われる「タイ医学の父」、ジヴァカ・クマール・バッカという人物がタイに伝えたとされています。もちろんこれは、伝説にすぎないと思いますが、タイ古式マッサージが仏教とともに育まれ伝承されてきたことは間違いありません。
上の画像は、有名なスコタイ遺跡のものです。今に伝わるタイ古式マッサージは、このスコタイに都がおかれたスコタイ王朝(1220頃〜1438)以来、ワットと呼ばれる仏教寺院において、僧侶たちのあいだに伝承されてきたものとも伝えられています。
スコタイは、現在の首都バンコクから北に400キロほどのところにある古都。「幸福な夜明」という意味の都です。ちなみに本サイトが応援しているタイ古式マッサージ・スコタイは、このスコタイ出身の女性たちが中心になってはじめたお店です。
ワット・ポー寺院を拠点に発展
現在のタイ古式マッサージは、バンコクのワット・ポーという仏教寺院を拠点にして発展し、世界各国に広がりました。下の画像はワット・ポーの仏塔と有名な釈迦涅槃像のものです。
それまで、代々親から子、僧侶から弟子へと見よう見まねで伝授されてきたタイ古式マッサージの技法は、18世紀の末、ラーマT世の時代に初めて編纂され、このワット・ポーのサーラー(あずまや)に彫りつけられました。その後、ラーマV世の時代(1831年)にも、ワット・ポーの修復とヌアボーランを含む各種の学問・技術の編纂が行なわれ、それらがサーラーの壁や柱に彫りつけられました。以来、ワット・ポーが、タイ古式マッサージ=ヌアポーランの総本山となりました。
ワット・ポーは、バンコクを流れるチャオプラヤー河のトンブリ側のほとりに立つ美しい王立寺院であり、黄金に輝く巨大な釈迦涅槃像でも有名です。境内には、ラーマT世、ラーマV世の時代以来、芸術、風俗習慣、古典医学などさまざまな学問・技術を説明した壁画が描かれており、誰でも自由に壁画を見て勉強することが出来るようになっています。1962年には、寺院内に、古典医学や古式マッサージ習得のための学校「ワット・ポー・タイトラディショナル・メディカルスクール」が設置され、タイの伝統的な薬草の調合法、診察法や古式マッサージの教育が行われています。
タイ古式マッサージ・スコタイのスタッフも、ここワット・ポーのマッサージスクールでヌアボーランの技法を習得しています。