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タイ古式マッサージ魅力

 タイ古式マッサージ=ヌアボーランは、日本の指圧や他のマッサージとどこが違うのでしょう。このページでは、タイ古式マッサージの特徴とその魅力についてお伝えしたいと思います。このサイトの他にも、タイ古式マッサージについて解説した多くのサイトが存在します。主なサイトは、リンク集でも紹介しています。どうかそちらもご覧下さい。


 

奉仕の心がもたらす癒し

 タイ古式マッサージは、セラピスト(施術者)が、指だけでなく、掌、腕、肘、足を使い、さらにちょっとアクロバチックな感じのストレッチでは、文字通り全身を用いて、長時間の施術が行なわれます。何か気の毒になってしまうぐらい一所懸命に施されるマッサージを受けながら、私たちは、スキンシップによる癒しとともに、セラピストの奉仕の心によっても癒されていくのです。

 タイ古式マッサージは、仏教の教えにより、@親切心、A哀れみ、B他人の身になって喜ぶ、C心の平静という「4つの心」で行なうものとされています。他人の身になって喜ぶという奉仕の心が、ヌアボーランの基盤になっているのです。


 

「凝らない身体」に整える

 もちろん、タイ古式マッサージの魅力は、奉仕の心だけではありません。疲れた身体に本当の癒しを与えてくれるのです。

 日本の指圧や都会ではやりのクイック・マッサージが凝ったところを集中的にもみほぐすのに対して、タイ古式マッサージは、足から大腿部にかけて下半身を中心に、時間をかけてじっくりとマッサージを施します。

 タイ古式マッサージは、身体全体の血行やリンパの流れ、自律神経系の状態を整え、「凝ったところ」をもみほぐすのではなく、「凝らない身体」に整えていってくれるのです。

 タイ古式マッサージを施されている時、身体がポカポカとあたたかくなってくるのも、施術が終わった後、フワフワとなんとなく身体が軽くなったように感じるのも、マッサージによって血行が促されるからなのです。


 

魅惑の「痛た気持ちよさ」

 そんな理屈は理屈として、タイ古式マッサージの魅力は、その何ともいえない独特の「痛た気持ちいい」感じです。ツボに沿って足の先からゆっくりと大腿部にむかって昇ってくるセラピストの指先や腕による「痛た気持ちいい」刺激に、思わず「ウッ」と声が漏れてしまいます。

 「痛いですか」と問いかけるセラピストの気づかいに、「いいえ、痛た気持ちいいんです」と答える。これぞ、タイ古式マッサージの醍醐味だといえるでしょう。

 でもこの「痛た気持ちよさ」こそが、自律神経を活性化させ、身体全体の血行やバランスを改善していくのだともいわれています。タイ古式マッサージの魅惑の「痛た気持ちよさ」。クセになりそうな感覚です。


 

「セン」−「プラナ」の流れる道

 タイ古式マッサージの考え方によれば、血流やリンパの流れ、自律神経の経路などを、生命エネルギー=「プラナ」の流れる道と見なし、それを「セン」と呼んでいます。

 タイ古式マッサージ=ヌアボーランは、千数百もあるとされる「セン」のうち、主要な10の「セン」の流れにそって施術されます。そのうち6つまでが、足から大腿部に集中しているとされるため、タイ古式マッサージは足から大腿部にかけて念入りに施されるのです。

 足の裏と大腿部の付け根には、とくに「セン」が集中しているとされますが、確かに大腿部の前側を掌で押されているとき、あの「痛た気持ちいい」感覚とともに、全身が温かくなる不思議な気持ちよさに襲われます。「セン」を実感する瞬間です。


 

「二人でやるヨーガ」

 タイ古式マッサージの「プラナ」とか「セン」とかいった考え方は、一方では、中国古来の「気」の考え方とも相通じます。同時にそれはインド古来のヨーガの考え方を受けついだものともいえるでしょう。現にタイ古式マッサージは、「二人でやるヨーガ」と呼ばれることがあるのです。

 インドと中国という東洋の二大文明が交差するタイで育まれ伝承されてきた伝統文化であるタイ古式マッサージ=ヌアボーランには、東洋の知恵の真髄が脈々と息づいているのかも知れません。タイ古式マッサージが、現代の日本で、そして世界で注目を集め始めているのは、決して理由のないことではないのです。